こんにちは。旅好き獣医師のこんです。
現在は、動物病院で獣医師として働く傍ら、旅の素晴らしさを共有するためにブログを執筆したりSNSを更新したりと、日々楽しく忙しく過ごしています。
過去に、新卒で働き出した動物病院を一年で退職し、1ヶ月間の世界一周旅行に出たことがありました。

今回は、旅中に気になるお金の話。旅中でなくても気になりますよね。
予算と旅のプランについて:何にお金をかけて、何を削ったか
「世界一周」というと、お金がかかるイメージがあるかもしれませんが、今回の旅ではざっくりと100万円以内を目安に計画しました。
そこでまず行ったのが、「自分にとって“絶対にやりたいこと”を明確にすること」でした。
この旅はバックパッカー旅です。予算のかけどころを絞り込み、その他は最小コストで乗り切ろうという戦略です。
今回の旅で“お金をかけるべき”と判断したこと
- アメリカで大谷翔平選手の試合を観る
- フランスでラグビーW杯を観戦する
- 現地のヨーロッパサッカーを観戦する
- 羽田空港JALファーストクラスラウンジから出国して旅を始める
これらは、いわば“旅の核”です。これらを軸に、旅程全体を調整しました。
その他の部分は「いかに安く済ませるか」が勝負
- 航空券は世界一周航空券ではなく、LCCも組み合わせて個別に手配
- 宿泊は基本ドミトリーや安宿、空港泊や機内泊を活用
- 現地の移動はバスや鉄道が基本。タクシーは極力使わない
こんな感じで、やりたいことを叶えつつ、全体としてのコストはしっかり抑えました。

実際に使った節約テク
世界一周中に使って効果のあった節約術を、ジャンル別に紹介します。
航空券
すべての航空券を個別手配しました。以下のサービスが特に役立ちました:
- Skyscanner(スカイスキャナー):最安日検索が便利
- TRAICY:セール情報をチェック
- 航空会社公式サイト:直接購入が最安なことも
ヨーロッパ圏内はLCCの宝庫で、1,000円台のフライトも多数ありました。
SIMカード・通信費
楽天モバイルを利用。月2GBまでは追加料金なしで海外使用可。足りなければチャージ可能。
旅中はデジタルデトックスも意識して、調べもの以外は通信を控えるようにしたら、月2GBでちょうどよく収まりました。
荷物
LCC利用時の追加料金を避けるため、機内持ち込み対応のバックパックを厳選。
使ったのは:North Face Tellus 45
- 各社LCCの機内持ち込みサイズをクリア
- チェストストラップ、ヒップベルト付き
- 軽量・大容量・収納力抜群

詳細なレビューはこちら:Tellus45レビュー記事
食事
- アメリカ・ヨーロッパは自炊中心(スーパーマーケット活用)
- アジアでは屋台飯の方がむしろ安い
- 日本からフリーズドライの味噌汁を持参

特に味噌汁は、海外で食が合わないときの救世主です。心の支えにもなりました。
観光費
- 入場料のかかる観光施設は最小限に
- 街歩き、公園、現地の人との交流をメインに
現地の人に「休日に何をしているか」聞くのもおすすめですね。
安さを追い求めすぎて後悔したエピソード
ロンドン→デリー:安さ重視の乗り継ぎ地獄
LCC利用で「キプロス→サウジアラビア経由」便を予約。しかし、サウジでは入国ビザ(約2万円)が必要で、時間も体力もコストも直行便より悪化してしまいました。
詳細記事はこちら
サンセバスチャン→マラケシュ:交通手段の順番ミス
マドリード→マラケシュのフライトを先に予約 → 後から電車が満席と判明し、翌日の便に変更 → 飛行機も変更、追加料金発生、空港泊も追加に。
“数千円の節約”のつもりが“数日分の損失”に繋がった失敗でした。
今から行く人へ、コスパ重視派に伝えたいこと
バックパッカーや節約旅を好む人にとっては、“賢く旅する力”が問われます。
私も、最初は「とにかく安く!」と思っていました。
でも実際に旅して感じたのは:
「全部ケチらなくてもいい」
交通費や宿代を抑えるのは大切。
でもそれ以上に、「その土地ならではの体験」や「一生の思い出に残る景色」には投資する価値があります。
逆に、節約しすぎて移動が大変になりすぎたり、宿が不快で寝不足になったりすると、せっかくの旅の満足度が下がってしまいます。
重要なのは“メリハリ”。ですね。
- ここはとことん削る
- ここは全力で楽しむ
そんな“自分なりの優先順位”を持つことが、旅全体の満足度を大きく上げてくれると思います。
その視点さえ持っていれば、世界一周は想像以上に充実した経験になるはずです。
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