デリー旅行で欠かせない“リキシャ”とは?
インド・デリーの街中至る所に走っているのが「リキシャ(Rickshaw)」。現地ではタクシーよりも安くて小回りが利くため、観光客からローカルまで幅広く利用されています。
走りながら感じる風がとても心地よく、灼熱のインド旅の良い休息になります。
一言でリキシャといっても、実はいくつか種類があります。この記事では、デリーで主に見かける「オートリキシャ」「サイクルリキシャ」「eリキシャ」の特徴や使い方、料金相場、注意点までを一挙に紹介します!

リキシャの名前の由来
ところで「リキシャ(Rickshaw)」って不思議な名前だと思いませんか?
実はこの言葉、もともと日本の「人力車(じんりきしゃ)」が語源なんです。
19世紀の明治時代、日本の人力車が海外に紹介された際に、「jin-riki-sha(人の力で引く車)」という言葉が英語で短く「rickshaw(リキシャ)」と呼ばれるようになりました。
その後、アジア各国に似た形の交通手段が登場し、名前だけがそのまま定着。インドでも三輪タクシーを「リキシャ」と呼ぶようになったのです。
豆知識でした。
リキシャの種類と特徴
① オートリキシャ(Auto Rickshaw)
- 黄色と緑の三輪車
- 前にバイクがついている
- 2〜3人まで乗車可
旅行者のメインの移動手段といえばこれ。タクシーよりも圧倒的に安いし、渋滞でも車をすり抜けてスイスイ走ります。
② サイクルリキシャ(Cycle Rickshaw)
- 自転車の前後に客席が付いたタイプ
- 短距離移動向け(主に旧市街や観光地周辺)
③ eリキシャ(Electric Rickshaw)
- 電動三輪車
- 最近増えてきた環境に優しい(らしい)リキシャ
- 値段はオートリキシャとほぼ同等
- 音が静か
乗り方の基本と注意点
乗り方の流れ
- 乗る前に行き先を伝える→「〇〇 OK?」で通じます。
- 料金は必ず確認!→メーターを使うか、使わない場合は事前に金額交渉しましょう。
- 交渉がまとまったら乗車→相場より高くふっかけてくることも多いので、慣れないうちは断る勇気も大事
注意点
- 「ツーリストインフォメーションに行け」系の詐欺あり。目的地を伝えると、「そこは閉まってるから観光案内所に行こう」と言ってくる運転手も。→完全に嘘です、無視しましょう。
- 夜間はぼったくり率高め日没後は料金が2〜3倍になることも。明るいうちに移動を。
- Google Map等で現在地チェック。どこを走っているかは常に確認しておくと安心です。
デリーではリキシャに関する詐欺が本当に多いので注意!
リキシャの料金相場(2025年版)
区間 | 目安料金(交渉ベース) |
---|---|
ニューデリー駅 → コンノートプレイス | ₹50〜80 |
インディアゲート → フマユーン廟 | ₹100〜150 |
近距離(1〜2km) | ₹30〜50 |
長距離(5km〜) | ₹150〜200以上(交渉次第) |
※観光地周辺は観光客価格で高めに設定されがちです。
リキシャを使うべき?それとも配車アプリ?
最近はインドでも「Uber」や「Ola」といった配車アプリが主流になってきています。特に初心者は配車アプリの方が安心・確実です。
でも、ローカルの空気感を味わうならやっぱりリキシャが楽しい!
おすすめは…
行きはUber、帰りはリキシャでアドベンチャー感を楽しむ
まとめ:リキシャでデリーをもっとディープに旅しよう!
インド・デリーのリキシャは、ただの交通手段じゃなくて「旅の一部」。99%の確率で交渉やハプニングが起きます。それも含めて、インドって感じの体験ができます。
ただし、安全第一&詐欺回避のためにも、料金交渉・目的地の確認・配車アプリの併用はマストです。
旅行中に何度か乗ると思うので、ぜひこの記事をブックマークして参考にしてください!
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