【インド デリー】デモ詐欺に騙されそうになった話|自称駅員に注意

旅の役立ち情報

こんにちは!旅好き獣医師のこんです。

これまでに25カ国以上を旅してきました。

世界には様々な国がありそれぞれに文化が違います。この世界は優しい人がほとんどですが、中には騙してくる人もいます。

そんな中でもインド・デリーは騙してくる人が世界一多いです。笑

とにかく気を張っていないとすぐにターゲットにされてしまいます。

そんな国だったからこそ、今回の体験をシェアして皆様の防犯に役立てていただければと思います。

今回は、インド・デリーで実際に僕が体験した「デモ詐欺」について詳しく紹介します。

デリー滞在中は、タクシーでも騙されそうになりました。その時の記事はこちらです。

この詐欺の特徴は、とにかく不安を煽ることです。

そしてその隙をついて、観光客を詐欺ツアーや高額請求へと誘導する手口です。

私がそのターゲットにされたのは、空港からメトロでデリー駅に行き、ホテルに向かっているときのことでした。


デモ詐欺の一部始終|実際にあった出来事

空港からメトロで移動し、デリー駅近くの高架を渡っていた時のことです。途中で駅員のような格好をした男性に呼び止められました。

「ヘイマイフレンド、どこへ行くの?」

と聞かれたので、ホテルの場所を伝えると、彼は急に深刻そうな顔になってこう言いました:

「その周辺は今デモが起きていて危ない。観光客が巻き込まれるかもしれない。通るには通行パスが必要だから、オフィスで発行する。ついてきて」

ここであとで解説するキーワードが聞こえます。

最初はあまりにも自然な流れに思えて、「本当に危ないのかも…」と不安になっていましたが、周囲を見渡すと、地元の人たちはそのまま高架をスルーして歩いています。

その瞬間詐欺だと確信しました。気づいてからはその人を無視して歩き続けると、それ以上追いかけてくることはありませんでした。


デモ詐欺の目的とは?

この詐欺のゴールは、「ツーリストインフォメーションセンター」「政府公認オフィス」と称する場所に連れていくことです。実際はそこは詐欺グループのオフィスで、以下のようなことが待っています:

  • 架空のツアーの勧誘(法外な金額)
  • 高額の宿泊施設への案内
  • クレジットカードでの不正決済
  • 支払わないと軟禁に近い状況にされる

特に日本人は親切な人が好きなので、“優しい人に助けられている”と勘違いして、ついて行ってしまう人が後を絶たないそうです。


騙されないためのポイント

見分け方:

  • 安い駅員・警官風の服装をしている
  • 観光客だけを狙って話しかけている
  • 不安を煽るような言い回しが多い

このキーワードが出たら要注意:

  • 「ホテルの近くはデモ中」
  • 「そのエリアは封鎖されている」
  • 「許可証(パス)が必要」
  • 「インフォメーションオフィスに来て」

これらのキーワードが出たら疑っていきましょう。

本当にデモが起きているなら、周囲の現地民も避けています。まずは冷静に周囲の行動をチェックしましょう。


まとめ:不安を煽る言葉には冷静さで対抗しよう

旅行中、不慣れな土地で突然不安を煽られると、つい流されそうになります。僕も一瞬ヒヤッとしました。でも事前にこの手口を知っていたからこそ、「あ、これだ」と気づけました。

旅先では、“親切な人”が必ずしも善人とは限りません。少しでも違和感を感じたら、一度立ち止まって周りを見てみましょう。

この記事が、これからデリーに行く人のトラブル回避に役立ちますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました