こんにちは、旅好き獣医師のこんです。
私はこれまで25カ国を旅してきました(2025年6月現在)。
旅をする中で、時には騙されそうになることもありますが、なかでも一番騙されそうになったのが多いのが今回ご紹介するインドです。
今回は、インド・デリーで実際に僕が体験した「タクシー詐欺」について、詳細に紹介します。
結論から言うと、デリーでは、タクシー(オートリキシャ)に乗る=詐欺との戦いと言っても過言ではありません。親しげに話しかけてくる“マイフレンド詐欺師”には要注意!ということでいきましょう。
私が勝手に「デモ詐欺」と名付けている詐欺手法にも遭遇しました。
その時の記事はこちら
詐欺の現場はいたるところに
デリーでは、空港を出た瞬間から声をかけられます。
道を歩けば5メートルおきにタクシーの勧誘に当たります。正直、気が滅入るほどです。
彼らの決まり文句はこうです:
- 「マイフレンド!マイブロ!」
- 「今日は電車が休みだよ」
- 「そのホテルは閉まってる。別のホテルに案内するよ」
一見親切そう。でもその裏には、ぼったくり価格・偽の行き先・強引な営業が待っています。
私が体験した実際のタクシー詐欺
空港からホテルへ移動する際、Uberが捕まらず仕方なくオートリキシャに交渉しました。最初に提示された金額は、Uberの5倍以上の値段でした。

日本より物価が安いため、交渉の末に「言い値の半額」で乗りましたが、しばらく走ったあとにドライバーから
「この先の道は警察に封鎖されていて通れない。パスが必要だ。オフィスに寄って発行してもらう」
とのこと。
完全に怪しい……。
即座にスマホでルート確認。Googleマップでは普通に通れる道。明らかにおかしいと思い、「降ろしてくれ」と伝えると、
「ノーノー!マイフレンド、心配いらない!あと5分!」
と引き止めてきました。
以前の記事でも書きましたが、「オフィスに来てくれ」は騙す時のキーワードということは知っていたため、無視して少し強めの口調で降車を要求しました。
しぶしぶ止まったリキシャから降りると、最初に交渉した金額以上の料金を要求されましたが、最初に合意した金額のみ私、その場を去りました。
タクシー詐欺に遭わないための対策
Uberが使えるなら必ず使う!
UberやOla(インドの配車アプリ)は価格もルートも明確なので安心。
相場を事前に調べておく
Googleマップの経路案内や歯医者アプリで、おおよその料金と距離を把握。事前にその画面をドライバーに見せて交渉。
乗車中も地図を確認し続ける
ルートが逸れていたら即警戒。注意しましょう。
絶対に言い値で乗らない
提示された金額の1/3〜半額まで交渉が基本。
よくある詐欺師のセリフ集
- 「そのホテルは閉業中」
- 「今日は祝日で観光地は休み」
- 「この先は通行止め。オフィスに行こう」
- 「特別な通行許可が必要」
どれも99%ウソです。このキーワードが聞こえたら注意しましょう。
最後に:タクシー詐欺で大切なのは”強い気持ち”
最初は誰でも不安になります。しかし騙されないためには、「疑う勇気」と「断る勇気」が必須です。
この2つを持って、みなさんのインド旅行がより安全なものになりますように。
次回は「デモ詐欺」編をお届けします。
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